「溶ける」を英語で言うと?

英語学習コラム

「溶ける」を英語で言うとこちらです!とは今回はいきません。

実はこの「溶ける」という言葉、英語では4つの表現を使い分ける必要があります。

それが “melt”(メゥトゥ)、”defrost”(ディーフローストゥ)、”thaw”(サー)、”dissolve”(ディザーゥヴ)です。

“melt”

まず “melt” ですが、こちらは固体であったものが、熱や温度で柔らかくなったり液体になったりするときに使います。

チョコレートやバター、雪やプラスチックなどが挙げられます。

・The plastic tablecloth was melted by the heat.(プラスチックのテーブルクロスが熱で溶けた。)

・The sun melted the snow.(太陽が雪を溶かした。)

・The chocolate was starting to melt.(チョコレートが溶け始めた。)

“defrost” “thaw”

次に “defrost”“thaw” ですが、こちらは冷凍食品などの凍っていた物が溶けることを表します。

つまり「解凍する」という意味で使われます。

“defrost” が電子レンジなどを使って機械的に解凍するのに対して、“thaw” はゆっくり常温などで解凍するイメージです。

また “thaw” は目的語を必要としない自動詞でもあります。

・I defrosted the frozen food in the microwave.(冷凍食品をレンジで解凍した。)

・Please thaw the meat at room temperature before cooking.(調理の前に肉を常温で解凍してください。)

“dissolve”

最後に “dissolve” ですが、こちらは液体に粉末や薬品、別の液体などが溶けることを表します。

「混ざる」と表現することもできます。

また、酸で物が溶けるときもこの “dissolve” を使います。

・The bath salt is dissolving in the bath.(入浴剤がお風呂の中で溶けている。)

・Acid rain dissolve bronze statues. (酸性雨が銅像を溶かす。)

英語の「溶ける」が動詞を使い分けないといけないのに対して、日本語の「溶ける」が万能だということがわかりますね。

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