“I don’t like being lied to.”
「嘘をつかれるのが嫌い」を英語で言うと “I don’t like being lied to.” になります。
なぜ文が “to” で終わっているのかと思われる人もいるかと思いますが、「嘘をつかれる」という行為自体が自分自身に向いているため、”to me” にする必要がありません。
また、なぜ “to” をつける必要があるのかと思われる人もいるかと思いますが、“being lied to” の “to” まで入って、「嘘をつかれる」という意味の文になります。
英語には “look forward to” のように英単語2つ、または3つで意味を成す “phrasal verb” というものがあります。
日本語では「句動詞」と言います。
「句動詞」 では “to” “on” “with” などの前置詞までが入って1つの意味になるので、“being lied to” も “to” までが入って、「嘘をつかれる」という意味の文だと考えてください。
“I don’t like people lying to me.”
また違う言い方で、“I don’t like people lying to me.” と言う言い方もあります。
こちらは「私に嘘をつく人が嫌い。」という意味の文で、こちらには “me” がつきます。
理由として、こちらの文では「嘘をつかれる」という受動態が使われていないので、「私」が誰に嘘をつく人が嫌いなのかわからないため、”me” が必要になります。
“people lying to me” で「私に嘘をつく人」という意味になります。
“don’t like”
そもそも、なぜ「嫌い」と言っているのに「好きではない」という意味の、”don’t like” を使うのかと思った人もいるかと思います。
「ヘイトスピーチ」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、英語では「嫌い」を意味する “hate” という単語があるのですがとても強い言葉で、日本語の「嫌い」以上の意味を持っています。
感覚的に「嫌悪感を感じるほど嫌い」というくらいのニュアンスです。
ですので、一般的な「嫌い」は、”don’t like” で表現していいかと思います。
・I don’t like being lied to.
(嘘をつかれるのが嫌い。)
・I don’t like people lying to me.
(嘘をつく人が嫌い。)