車の「アクセル」と「ブレーキ」ですが、英語では言い方が少し違います。
英語では「アクセル」は “gas”、「ブレーキ」は “brakes” と言います。
「ガース」「ブレイクス」と発音します。
“step on the gas/the brakes” で「アクセル/ブレーキを踏む」、”release the gas/the brakes” で「アクセル/ブレーキを離す 」という意味になります。
・There have been a lot of car accidents caused by old people mistakenly stepping on the gas instead of the brakes.
(高齢者によるアクセルとブレーキを踏み間違える事故が多くなっています。)
・The pedal on the right is the gas and the one on the left is the brakes.
(右のペダルがアクセルで、左がブレーキです。)
また、”hit the gas/the brakes” でも「アクセル/ブレーキを踏む」 という意味でも使われます。
“gas (pedal)”
まず「アクセル」の “gas” からですが、アメリカ・カナダでは「ガソリン」のことを “gas” と言います。
「ガス」と言えば空気のような物質のことを言うのでは?と思われるかと思いますが、アメリカ・カナダでは「空気のガス」も「車のガソリン」も “gas” と呼びます。
発音は「ガース」のように伸ばして発音します。
ɡæs
Cambridge Dictionary
“gasoline” という言い方もあるのですがフォーマルな言い方らしく、日常的には “gas” と言います。
「アクセル」は、ペダルを使ってその「ガソリン」の量を調節するので(正確には空気の量)、英語では “gas” と呼ばれます。
“gas pedal” という言い方もありますが、”gas” と言っている人が多いかと思います。
実際に私のカナダ人の友達も “gas” と言っています。
その他に、”accelerator” また “accelerator pedal” という言い方もあります。
“accelerator” は、「アクセレレイダー」のようにアメリカ英語では発音します。
(アメリカ英語の発音では、語尾の “T” を “D” のように発音する傾向があります。)
əkˈsel.ɚ.eɪ.t̬ɚ
Cambridge Dictionary
日本で使われる「アクセル」はこの “accelerator” を省略して使わるようになったのかと思います。
“brakes”
次に「ブレーキ」の “brakes” ですが、元々は “brake” という単語です。
ですが、一般的に「車のブレーキ」と言う場合には複数形にして “brakes” と呼びます。
また “brake pedal” とも呼ばれます。
日本では「ブレーキ」と呼ばれますが、英語では「ブレイク」と発音します。
「ブレイク」と言えば「壊す」という意味ではないのか?と思う人もいるかと思うのですが、「壊す」の方は “break” と書きます。
ただ、「ブレーキ」の “brake” も「壊す」の “break” も同じ発音になります。
breɪk
Cambridge Dictionary
まとめ
「アクセル」
・gas
・gas pedal
・accelerator
・accelerator pedal
「ブレーキ」
・brakes
・brake pedal