英語の “eat in”(イートイン)の意味

英語学習コラム

日本では、店内で飲食することを 「イートイン」(”eat in”)、持ち帰りのことを「テイクアウト」(take out)と英語を拝借して言いますよね。

実はこの “eat in” は、”look forward to” のような英語の句動詞(phrasal verb)であり、「飲食店よりも家で食事をすること」という意味があります。

to have a meal at home rather than in a restaurant

Cambridge Dictionary

それでは、店内で飲食することを英語で何と言うかと言うと、北米のアメリカ・カナダでは “dine in“(ダインイン)と言います。

この “dine” は、「食事をする」という意味の動詞であり、”dining”(ダイニング)と聞くと、馴染みがあるかと思います。

dine” は “dinner” から派生した言葉で、本来は「夕食のような1日のメインの食事をする」という意味があるのですが、日本語も言葉の意味が日々崩れているのと同じように、マクドナルドのようなファーストフード店の持ち帰りも “dine in” を使います。

ちなみに日本のピザハットは、店内で飲食のできる店舗はほんの数店舗しかありませんが、カナダや香港ではどの店舗でも “dine in” と “take out” ができます。

ここまで店内飲食を英語で “dine in” と言うと言いましたが、北米では店員さんは「店内でお召し上がりですか?お持ち帰りですか?」を、”For here or to go?” と聞いてきます。

店内で食べたい場合は “For here“、持ち帰りたい場合は “To go” と答えるだけです。

最後に “eat in” の話しに戻るのですが、日本では食堂(”dining room”)と台所(”kitchen”)が1つの部屋に併存していることを「ダイニングキッチン」と言いますが、英語では “eat-in kitchen” と言います。

“eat-in kitchen” の “eat-in” には基本的にはハイフンが用いられ、前述した句動詞の “eat in” とは意味が異なり、形容詞として使われます。

形容詞として使われる “eat-in” は、「食事をするために設計された」という意味になります。

ですので、日本で使われている「イートイン」を形容詞の方の “eat-in” だと考えると、間違いではないなと考えることができます。

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