IELTS(アイエルツ)とは、英語圏のカレッジ・大学・大学院への留学、また海外移住の際に必要になる国際的な英語のテストの一つです。
International English Language Testing System の頭文字を取っています。
IELTSのテストは、
・ライティング(60分)
・リーディング(60分)
・リスニング(30分+10分(10分は回答の書き写し時間))
・スピーキング(10分~15分)
の4つのテストから構成されています。
午前中にライティング・リーディング・リスニングテストを受け、午後にスピーキングテストを受ける1Dayと、次の日にスピーキングテストを受ける2Daysがあります。
基本的には1Dayで、申込時に会場・日付を選ぶ際に日程を確認し、自身で選択することができます。
世界中の多くの国で受験することができるのですが、日本では大きな都市のみで開催されており、地方にお住まいの方は近くの都道府県まで行き受験しなくてはいけません。
また、受験料が1回25,380円(税込)と高額ですので計画的に受験しなくてはなりません。(2019年9月現在)
IELTSとよく比較される国際的な英語のテストとしてTOEFLE(トフル)というテストがあります。
こちらも英語圏への留学に必要なテストの1つですが、全てをコンピューターで行います。
ライティングテストさえもキーボードを使用し、スピーキングテストもコンピューターに向かって行います。
それに対してIELTSは、全てを鉛筆を使った手書きで行い、スピーキングテストは対人、マンツーマンで行います。
どちらが良いかは人それぞれの好みに分かれるのですが、TOEFLEのテストはキーボードのタイピングの速さも関わり、またスピーキングテストが対コンピューターなので会話をしている感じがしないという声を聞いたことがあります。
しかしアメリカの学校は、TOEFLEのみの成績を入学条件に採用している場合もありますので、自分の行きたい国・学校の条件を調べた上でどちらのテストを受けるか考えなければいけません。
またIELTSの特徴として、イギリス英語が挙げられます。
まず英単語のつづりがイギリス英語であり、またリスニングの音源もイギリス英語が流れます。
それもかなりの訛りのイギリス英語ですので、アメリカ英語を学んできた私達はイギリス英語の発音に慣れる必要があります。
このような説明だけを見るとかなり難しいテストに思えるくるかもしれません。
確かに簡単なテストではありません。
ネイティブでさえも満点を取ることが難しいとされています。
しかし、満点を取る必要は全くありません。
自分の行きたい学校の入学条件となっているスコアさえ取ることができればいいのです。
私も最初は無理だと思っていましたが、IELTSのための試験対策の勉強を行い、結果目標のスコアを取ることができました。
簡単にまとめますと、IELTSとは
・留学や移住などに必要な英語のテスト
・手書き方式で行う
・イギリス英語のつづりと発音
これらがIELTSの特徴となっています。
IETLS対策については後日記載します。