「コンセント」を英語で言うと?

英語学習コラム

「コンセント」は英語では “outlet” と言います。

「アウトレットモール」の “outlet” と同じ単語です。

また「挿す側」は “plug” と言います。

“outlet” には「コンセント」「アウトレット」という意味の他に、「排水口(排気口)」「(感情の)はけ口」「直販店」「放送局」などという意味もあります。

全体的に「出口」というイメージです。

また “outlet” は可算名詞になります。

・Is there an outlet that I can use?

(使っていいコンセントはありますか?)

・Can I use this outlet for charging my phone?

(ケータイの充電にこのコンセントを使ってもいいですか?)

・There are only 2 outlets in my room.

(私の部屋には2つしかコンセントがない。)

“socket”

また、「コンセント」は “socket” という言い方もあります。

車の「シガーソケット」の「ソケット」です。

アメリカ英語では「サキット」のように発音します。

ˈsɑː.kɪt

Cambridge Dictionary

“socket” も可算名詞になります。

・Is there an socket that I can use?

・Can I use this socket for charging my phone?

・There are only 2 sockets in my room.

アメリカ・カナダでは「コンセント」を “socket” ではなく “outlet” と呼びます。

なぜ「コンセント」と呼ばれるようになったのか?

まず「コンセント」は和製英語なので残念ながら海外では通じません。

なぜ「コンセント」と呼ばれるようになったかというと、”concentric plug” (コンセントリックプラグ) が由来と言われています。

“concentric plug” は明治時代に海外から入ってきた電気器具の1つで、今で言う「コンセント」になります。

“concentric” には “outlet” のような「電気の出口」のような意味はなく、「同中心の」という意味があります。

二重丸のような「同心円」は “concentric circle” と言います。

“concentric plug” は同心円状の丸い形だったそうです。

その後、東京電灯会社(現・東京電力の前身)が “concentric plug” という言葉を分離・省略して、差し込まれる側を「コンセント」、差し込む側を「プラグ 」と技術資料に規定したとのことです。

そして現在「コンセント」という呼び方が一般化されました。

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