リスニング力を鍛えるために最も効果的な学習方法が「シャドーイング」と言われています。
私もカナダのカレッジに入るためにIELTSという英語のテストのスコアが必要だったため、「シャドーイング」を行いました。
結果、テストで目標のスコアを取ることができました。
「シャドーイング」というのは、リスニング用のCDなどの音源を聞いて、テキストを見ないでその音源の会話を追いかけるように声に出してコピーしていく勉強方法です。
例えば、ある音源が
“Hi, Steve. How are you?”
で始まったとします。
「シャドーイング」ではこの “Hi, Steve” が聞こえたら、”Hi Steve” と口に出してコピーし、その後 “How are you?” と聞こえたら “How are you?” とコピーします。
これを一つの音源が終わるまで、「聞こえたコピーする」「聞こえたコピーする」を繰り返し、できるようになるまで何度も同じ音源を繰り返し「シャドーイング」します。
相当リスニングが得意な人でない限り、最初から完璧に「シャドーイング」をすることはできません。
数回で完璧にすることもできません。
初めは、
・とりあえずテキストを見ないでやってみる
・テキストを見てやってみる
・テキストを見ないでやってみる
この繰り返しで構いません。
私は最初は「できるようになるまでこの音源を一日20分やる」と決めてやっていました。
私はテスト用の音源も使ってやったのですが、その前は
「みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング」
という日本のテキストでシャドーイングをしました。
このテキストの良いところは、「シャドーイング」初心者のために作られていて、どのように「シャドーイング」をすればいいのか書かれてあります。
音源も「かなりゆっくり」「ゆっくり」「普通」という3つのスピードの音源がCDにはいっています。
初心者の方はこちらのテキストから初められることをおすすめします。
「シャドーイング」は簡単ではありませんが、「聞こえるようになりたい」「リスニング力を鍛えたい」という気持ちがあれば続けることができます。