IELTSのライティング対策

英語の勉強法

今回は、私がIELTSのライティングの勉強の際に意識をしていたことについてご紹介します。

意識したことは以下の点です。

・一人称を使わない

・口語表現を使わない

・言い換え表現を使用する

・Task 2の3つの出題パターンをおさえる

これらがIELTSのライティングに重要となるポイントです。

まず、「一人称を使わない」についてご説明します。

一人称とは “I” や “We” のような自分自身の主観の入る代名詞のことを言います。

IELTSのライティングテストでは個人の意見ではなく一般論を述べなければいけません。

“I” や “We” の代わりには “people” のような単語を使い、文に「世間一般的には」という意味を持たせます。

次に、「口語表現を使わない」についてご説明します。

IELTSのライティングテストでは、口語表現を使用してしまうと減点の対象となってしまいます。

ですので、口語表現は使用せずに文語表現を使います。

例えば、「たくさん」を意味する “a lot of”、こちらは口語表現ですので使用してしまうと減点となってしまいます。

ですので、代わりに “many” や “a large number of” などを使います。

次に、「言い換え表現」を使用するについてご説明します。

IELTSのライティングテストでは、同じ単語や表現を繰り返し何度も使わずに言い換えを使用することで加算の対象になります。

例えば “people”。

「人々」と表現したい場合 “people” と繰り返し使うことを避け、代わりに “individuals” や “citizens” などを使うことでスコアのアップを狙うことができます。

また先程の “many” も、”many” だけでなく代わりに “a large number of” や “a great deal of” などを使うことでスコアのアップを狙えます。

これまで紹介した「一人称を使わない」「口語表現を使わない」「言い換え表現を使用する」の3つのポイントは、IELTSのライティングテストに限らず英語のエッセイ全般的に言えることです。

日本の英語の授業ではエッセイの書き方は習いませんが、英語圏ではこのようなことを学校で教わるとのことです。

私もネイティブの友人から教わりました。

最後に、「Task2の3つの出題パターンをおさえる」についてご説明します。

IELTSのライティングテストのTask 2では3つの出題形式が用意されており、それぞれの問題に合うように解答しなければなりません。

1つ目が、「2つの意見が書かれている」問題です。

この問題では、問題文に「一方ではこのような意見があるが、また一方ではこのような意見もある」などと書かれています。

この2つの意見両方についての考えを述べ、どちらの意見が正しいか述べなければいけません。

2つ目が、「1つの意見だけが書かれている」問題です。

この問題では、問題文に1つの意見だけが書かれており、その意見について賛成か反対かを述べなければいけません。

また、その理由も述べる必要があります。

3つ目が、「2つの質問が書かれている」問題です。

この問題では、問題文に「このような事例があるが、それはどのように影響するのか?またそれは良いのか?」などと2つの質問が書かれています。

この2つの問いに対して、両方解答しなければなりません。

以上が、「Task 2の3つの出題パターン」です。

どのパターンが1番出題されやすいかというのはなく、全てのパターンを覚え、全てに解答できるようになっておかなければなりません。

私は以上のポイントに気を付けてエッセイを書く練習をし、IELTSのライティングテストで目標のスコアを取ることができました。

この他にIELTSのライティングのための勉強法として、「多くのエッセイを読む」ことが重要です。

多くのエッセイを読むことで、自分なりのテンプレートが完成し、エッセイに使えるアイディアが蓄積されます。

ライティングテストのために私の使用した参考書をご紹介します。

まず、こちらの「IELTS実践トレーニング」は、日本語でIELTSのライティングについて詳しく書かれており、解答・解説・コツなどが記載されています。

これからIELTSを受けるという初心者の方にもおすすめします。

次に、IELTSの「公式問題集」です。

こちらは公式ですので、本番と同じ形式の問題が出題されています。

模範解答も載っているのですが、ただ解説がありません。

以上の2冊では心配だと言う方には、こちらの「Improve Your IELTS Writing Skills」もおすすめします。

IELTSのライティングはIELTSのテストの中でも最も点数を取りにくいパートと言われていますが、減点されるポイントと加算されるポイントをしっかりとおさえ、問題にあった解答をすることがスコアのアップに繋がります。

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