「ジョジョの奇妙な冒険」は、英語では “JoJo’s Bizarre Adventure” という英題になっています。
この “bizarre” という単語は「奇妙な」「異様な」「おかしな」などの意味があり、普通ではないことを表すときに使われます。
very strange and unusual:
Cambridge Dictionary
第5部の 「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」は “JoJo’s Bizarre Adventure: Golden Wind” という英題です。
英語版の第5部を見ていて、スタンドの名前があまりにも原作と違ったので今回紹介しようと思います。
ちなみにスタンドはそのまま “stand” と表現されています。
英語版のスタンドの名前
第5部では、スタンドの名前が当たり前のように洋楽のバンド名、アルバム名、曲名がそのまま使われていますが、英語版では著作権の問題が厳しいのかほぼ変更されています。
ゴールド・エクスペリエンス – Golden Wind
スティッキィ・フィンガーズ – Zipper Man
ムーディー・ブルース – Moody Jazz
セックス・ピストルズ – Six Bullets
エアロスミス – Li’l Bomber
パープル・ヘイズ – Purple Smoke
スパイス・ガール – Spicy Lady
キング・クリムゾン – Emperor Crimson
ブラック・サバス – Shadow Sabbath
ソフト・マシーン – Tender Machine
クラフト・ワーク – Arts & Crafts
リトル・フィート – Tiny Feet
マン・イン・ザ・ミラー – Mirror Man
ミスター・プレジデント – Mr. President
ビーチ・ボーイ – Fisher Man
ザ・グレイトフル・デッド – The Thankful Death
ベイビィ・フェイス – Babyhead
ホワイト・アルバム – White Ice
クラッシュ – Crush
トーキング・ヘッド – Talking Mouth
ノトーリアス・B・I・G – Notorious Chase
メタリカ – Metallic
グリーン・ディ – Green Tea
オアシス – Sanctuary
ローリング・ストーン(ズ) – Prophecy Stones
英語版では以上のようになっています。
原型をとどめてないものや、笑ってしまいそうな名前のものまであります。
「グリーン・ディ 」が “Green Tea” になっているのは、何度見ても笑ってしまいます。
スタンド名の意味の解説
エアロスミス – Li’l Bomber
“Li’l Bomber” の “li’l” は “little” のアメリカ英語のスラングであり、 “Li’l Bomber” は「小さな爆撃機」という意味になります。
ソフト・マシーン – Tender Machine
“tender” には「柔らかい」「優しい」などの意味があり、「ソフト」= “soft” に似ています。
リトル・フィート – Tiny Feet
“tiny” には「とても小さい」という意味があるため、こちらも「リトル」= “little” と似た意味の単語です。
ザ・グレイトフル・デッド – The Thankful Death
“thankful” には「感謝している」「感謝の」「感謝に満ちた」という意味があります。
「グレイトフル」= “grateful” と同じような意味を持っています。
それにしても “The Grateful Dead” = 「感謝に満ちた死」とはすごいバンド名だなと思います。
クラッシュ – Crush
「クラッシュ」はイギリスのバンドの “The Clash” からスタンド名を取ったそうですが、”Clash” が “Crush” に変更されています。
“clash” は「衝突する」「口論する」などの意味があり、”crash” は「押しつぶす」「砕く」などの意味があります。
ノトーリアス・B・I・G – Notorious Chase
“notorious” には「悪名高い」などの意味があり、”notorious chase” で「悪名高き追跡」となります。
オアシス – Sanctuary
“sanctuary” は「神聖な場所」「聖域」「保護区域」などの意味があります。
ローリング・ストーン(ズ) – Prophecy Stones
“prophecy” には「予言」という意味があり、”prophecy stones” で「予言の石」となります。
確かに「予言の石」でしたね。