英語の “naive”(ナイーブ)の意味

英語学習コラム

「ナイーブ」という言葉は日本語でもよく使われていると思います。

この「ナイーブ」という言葉は元々はフランス語で、それを借用し英語でも使われるようになりました。

ちなみに、英語にはフランス語から借用している単語が多く、”café”(カフェ)や “buffet”(ビュッフェ)、”encore”(アンコール)も元々はフランス語です。

話しを「ナイーブ」に戻しまして、「ナイーブ」は英語では “naive” と書きます。

スペルですが、元々がフランス語ですので、英語でも “naïve” や “naïf” と書かれたりもします。

発音は日本語とほぼ同じで「ナイーヴ」と発音します。

「ナイーブ」は、「ナイーブな気持ち」「ナイーブな問題」といったように「繊細な」「傷つきやすい」などという意味で使われますが、実は英語の “naive” は意味が違います。

英語の “naive” には、「騙されやすい」「単純な」「純真な」「世間知らず」といった意味があり、主に人を避難する意味で使われます。

too willing to believe that someone is telling the truth, that people’s intentions in general are good, or that life is simple and fair. People are often naive because they are young and/or have not had much experience of life

Cambridge Dictionary

ですので、英語の “naive” はあまりいい意味ではありません。

・He is quite naive.

(彼はかなり世間知らずだ。)

・It’s naive of you to believe easily what people say.

(人の言うことをすぐ信じるなんて君は単純だ。)

・She is a naive listener.

(彼女は騙されやすい人だ。)

日本語の「ナイーブ」にはあまりネガティブな意味はありませんが、英語の “naive” はこのようにネガティブな意味で使われます。

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